「きもの」を着る・楽しむまでの5STEP

「きもの」を着て出かけたい!!自分で着られるようになりたい!!

こう思ってから実際に「きもの」を着てお出かけを楽しむまでを5stepでご紹介します

STEP1 どこに行きたい?何をしたい? 

きもの」を着てどこに行って、何をしたいかで必要な「きものや情報が変わってきます。

この後のSTEP2でも重要になってくるので、一度考えてみましょう。

カジュアルシーンで着たい?それともフォーマルシーン?

「きもの」は着用シーンに応じて着られる「きもの」の種類がおおよそ決まっています。

着用シーンは、式事や行事などはフォーマルシーン普段のお出かけはカジュアルシーンになります。

フォーマルシーンで着たい

結婚式や披露宴に出席やお子様の卒業・入学式に参加やお茶会など。

「きもの」の種類は、訪問着・振袖・留袖・色無地などです。

カジュアルシーンで着たい

お食事や観劇からお稽古事に通うなどから、近所の夏祭りや盆踊り花火大会に行くなど様々。

「きもの」の種類は小紋・紬・浴衣、木綿・麻・ウール・ポリエステルなど素材も豊富です。

「きもの生活」されている方は近所のスーパーにも着ていきますよ。

わたしも仕事帰りに「きもの」でスーパーでお買い物してました。

おススメのお出かけ先を気軽度で3段階に分けてご紹介しています。

お出かけ先選びの参考にどうぞ。

気軽度① はじめてのお出かけにもおススメ

気軽度② はじめてのお出かけにもおススメ

気軽度③ もっとお出かけしたい人向き

STEP2 自分に合う「きもの」を知る

自分に合う「きもの」とはサイズが合うとかではなく、自分が着たいシーンに合う「きもの」の種類です。

またお手入れ方法によって素材が変わります

お手入れ方法と「きもの」の素材

「きもの」の素材で皆さんが一番に浮かぶのが絹ではないでしょうか。

絹は基本的に家庭で洗濯することはできません

悉皆屋」と言う専門の職人さんにお願いをすることになります。

絹以外の素材では、ポリエステル・木綿・ウール・麻などがあります。

これらは自宅で洗濯が可能です。

また、木綿・ウール・麻はカジュアルシーン用ですが、ポリエステルはフォーマルシーン用とカジュアルシーン用の両方あります。

フォーマルシーンのみ×絹

結婚式のご招待や子どもの式・行事のみに着たい

お手入れを悉皆屋さんにお願いしたい

このような方におススメは絹素材の「訪問着」です。

フォーマルシーンのみ×ポリエステル

結婚式のご招待や子どもの式・行事のみに着たい

お手入れ代を節約したい

自分でお手入れしたい

このような方にススメはポリエステル素材の「訪問着」です。

フォーマルシーンもカジュアルシーンも着たい

結婚式のご招待や子どもの式・行事にも着たい

お食事会や観劇、同窓会やパーティなどにも着たい

このような方におススメは「色無地」「付下げ」です。

素材はお手入れを悉皆屋さんにお願いする場合は絹、自宅でされる場合はポリエステルを選んでください。

カジュアルシーンのみ×絹

お食事会や観劇に加え、散策やカフェ巡り、落語会や和のお稽古事など、より日常的に着たい

お手入れは悉皆屋さんにお願いしたい

絹の着心地が好き

このような方におススメは絹素材の「小紋」「紬」です。

カジュアルシーンのみ×洗える素材

お食事会や観劇に加え、散策やカフェ巡り、落語会や和のお稽古事など、より気軽に日常的に着たい

お手入れ代を節約したい

自分でお手入れしたい

このような方におススメは、洗える素材のポリエステル・木綿・ウール・麻の「小紋」や「紬」です。

夏のお出かけの場合は浴衣もここに入ります。

自分に合う「きもの」を知るための重要ポイント4点を解説しました。

とても大切な内容ですので、ぜひお読みください。

自分に合う「きもの」を知るための重要ポイント4点

STEP3 「きもの」を手に入れる

まずは手持ちの物で着たいと思うものがないか探してみましょう。

無かった場合は譲ってもらえる人が居ないか聞いてみましょう。

「きもの」を断捨離したい方も多いですよ。

自宅や実家にないか探してみよう

50代以上の方だと結婚の時に「きもの」を一式、揃えた方も多いのはないでしょうか。

一度自宅や実家のタンスを開けて見てください。

お母さまやお祖母さまの「きもの」や「帯」で譲ってもらえるものがないかも探してみましょう。

今の自分の好みに合う「きもの」や「帯」があればラッキーですね。

もし、好みに合うものが無かった場合は、無理に着なくて良いと思います。

着付けの練習用にされたら良いと思います。

また、他に着てくれる方がいるのであれば、譲ってさしあげるのが良いと思います。

自宅にある「きもの」や譲ってもらった「きもの」を着る場合のメリット・デメリット

リサイクルきもの店で購入する

わたしは初めて「きもの」や「帯」を購入したのはリサイクル店でした。

手頃に試せるのでおススメです。

リサイクル店は手頃なものなら500円からあります。

ただし、500円くらいの「きもの」や「帯」はサイズが小さかったり、汚れや傷などのダメージがあります。

着て出かけられるかは、ご本人の判断になります。

わたしは色・柄が気に入れば多少のサイズの小ささや、ダメージはあまり気にせず着ていました。

ある程度状態が良い「きもの」や「帯」は5,000円~30,000円くらいで、更に裄や身丈が長いものは少し高めになります。

ただし、古いものが多いので着る回数の多い方や、「きもの」を着て歩くことが多い方にはお勧めしません。

仕立て糸が弱っているため、ほつれてくる可能性があります。

デパートの呉服売り場で購入する

私は3年ほど大阪のデパートの呉服売り場で販売員をしていました。

紬を中心とするカジュアル「きもの」の専門コーナーでした。

デパートの呉服売り場は価格が明示されています。

価格が明示されているなんて当たり前のことではと思われるかもしれません。

でも街の呉服屋さんでは、私がこの商品だったらこのくらいの価格かなと思う3倍ほどの値段がつけられている店舗もあります。

そこから段々値段を色々理由を付けて下げていきます。

デパートでは始めから販売される価格が明示され、誰が購入しても多少の優待等の差はあれど大幅に価格が違うと言うことはありません。

でも、街の呉服屋さんではあり得ます。

商品に対して高すぎない価格で、デパートの販売員さんに相談をしながら購入できます。

安く購入できるわけではありませんが、安心して納得のいく買い物ができる可能性が高いです。

ですが、フォーマル「きもの」を主に扱っているデパートが多く、カジュアル「きもの」は品揃えが良くない印象です。

街の呉服屋さんで購入する

街の呉服屋さんでも1年ほど販売のお仕事をしました。

街の呉服屋さんの全てではありませんが、始めから値引きを前提で価格が付けらている場合が多いです。

このことを知らずに値引き交渉をせずに購入すると、かなり損をすることになります。

街の呉服屋さんは店舗で頻繁に催事をしています。

月に1-2回催事をしている店舗が多いのではないでしょうか。

催事には普段店頭に置いてある商品の他に、作家さんの工房や問屋さんから商品がたくさん届きます。

特にデパートでは品薄カジュアル「きもの」の作家物やこだわりの工房の物が催事ではたくさん見ることができます。

カジュアル「きもの」で良いものが欲しいかたは、街の呉服屋さんの催事で良い「きもの」や「帯」が見つかるかもしれませんね。

ネットショップやネットオークションやフリマアプリを利用する

それぞれ、新品もあるしリサイクルもあります。

わたしはよくネットオークションで新しい「きもの」や「帯」を購入していました。

なんと言っても安いです。

でも、実際に見て触れて購入できないので、思っていた色・柄や生地感ではなかったとなる可能性が高まります。

やはり安いので失敗しても納得できる価格の範囲で購入していました。

わたしが現在着ている「きもの」はデパートで販売員をしていた時に、ネットオークションで購入したものが多いです。

STEP4 「きもの」を着てみよう!!

まずは自分で着るのか、誰かに着せてもらうのか考えましょう

わたしのおススメは、カジュアル「きもの」は自分で着る。

フォーマル「きもの」は、着せてもらうです。

カジュアル「きもの」は自分で着てみよう

カジュアル「きもの」は是非ご自分で着られるようになってください。

その方が楽に過ごせますよ。

カジュアル「きもの」の最大の魅力は、自分が着たいと思った時に気軽に着られるとです。

フォーマル「きもの」は基本的にご招待されたり、子どもの式や行事で着るので、思い立ったから今日着ようと言うわけにはいきません。

自分で着られないと、着たいと思っても着せてくれる人がいないと着られません。

それに、自分で着ると着崩れたときも自分で対処できます。

どうすれば自分で着られるようになる?

着付を習得する方法はいくつかあります。

わたしのおススメは個人の先生の着付け教室です

個人の先生の着付け教室に通う

大手の着付け教室に通う

呉服屋さんの着付け教室に通う

YouTubeなど動画を視聴する

書籍を購入する

書籍や動画などで独学で着付け学ぶことは可能だと思いますが、やはり教室に通った方が良いと思います。

理由は以下の通りです。

「きもの」や「帯」のサイズが合わない場合の着付け方を教えてもらえる。

年代や好みに合った着付けを教えてもらえる。

「きもの」仲間ができる

先生のコーディネートが見られる、コーディネートの相談ができる。

教室によりますがお出かけやお食事会がある

着付け教室は大きく3種類のタイプがあります。

  1. 個人の先生の教室
  2. 受講料無料or500円などの教室
  3. 大手着付け学院

フォーマル「きもの」を着せてもらう場合はどうする?

ご家族やご友人などで着付けができる方がいると良いですね

では、お近くに着付けを頼める方がいない場合はどうするかを見ていきましょう。

ご近所の美容室を利用する

結婚式などに出席の場合は、結婚式場やホテルの着付け室を利用する

自宅に出張してくれる着付け師さんをお願いする

着付け師さんの自宅などに行き着付けてもらう

お出かけ先や、近所に着付けをしてくれる美容室があるかなど確認しておきましょう。

STEP5 「きもの」を着て出かけよう!!

ぜひ、「きもの」で色々なところへ出かけみてください

わたしの初めてのお出かけは、浴衣を着て盆踊りでした

初めて「きもの」でお出かけにおススメの季節は、春と秋です。

「きもの」を着ていても快適な気候ですし、桜や紅葉など「きもの」映えるお出かけ先がたくさんあります

綺麗な「きもの」着て、美しい景色を愛でて、写真を撮る。

これだけでも楽しくってテンション爆上がりです。

結婚式やお子様の行事で主に着る「フォーマル派」の方にもおススメです。

春や秋の結婚式だと、行き帰りも着ていても快適な気候です。

お子様の行事も春の卒業・卒園や入学・入園に、秋は七五三がありますので着る機会も多いですね。

「きもの」でお出かけを楽しむ方が増えると嬉しいです

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